屋根マンホールとは?
知られざる「マンホール」の世界

マンホールの種類
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「マンホール」と聞くと、多くの人がまず左の写真のような道路上にある丸い鉄の蓋を思い浮かべるでしょう。しかし、実はマンホールには様々 な種類があり、その中には屋根や屋上に設置され蓋やハッチが備わっている「屋根マンホール」と呼ばれるものが存在します。
この記事では、屋根マンホールの役割や特徴について、詳しく解説します。
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屋根マンホールとは?
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屋根マンホールは、その名の通り屋上や屋根に設置される出入り口のことを指します。
一般的なマンホールが地下のインフラ設備へのアクセスを目的とするのに対し、屋根マンホールは建物の管理やメンテナンスのため屋上に安全にアクセスできるよう設けられている特殊なマンホールと言えるでしょう。
当社では「屋根マンホール」という商品名ですが、この商品については業界内でもいろいろな商品名や呼称があり、「屋上マンホール」の他、「屋根点検口」「屋上点検口」「屋 上ハッチ」「屋上点検ハッチ」「ルーフハッチ」等々様々な呼ばれ方をされています。
これだけ呼称があると中々統一して呼ばれることはないのですが、どれでもイメージでき、通じるのが面白いところです。
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屋根マンホールの主な特徴
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●耐候性・耐久性:
屋外に設置されるため、風雨や紫外線に強く、長期間にわたって機能を維持できる素材や構造が求められます。
●安全な開閉機構:
蓋の開閉にはアームストッパーやガスダンパーなどの機構が備わっており、風などによる蓋の不意な閉鎖事故を防いだり蓋の開閉が安全かつスムーズに行える工夫がされてい るものがあります。
※当社の屋根マンホールはアームストッパーやガスダンパーを使用している製品も取扱っています。
●蓋の施錠:
通常 屋根マンホールのフタ部分には南京錠で蓋が開かないような金具や施錠装置が付いています。使用後は必ず施錠することによって、防犯面や安全面(風で蓋が開くなど) を強化できます。
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屋根マンホールの形状とサイズ
「屋上に上がるための躯体開口に取付ける蓋」が屋根マンホールですが、建物の設置する躯体形状・開口寸法によって様々な 形状やサイズがあり、建物の設計段階である程度 規格サイズの屋根マンホールを想定されていることが一般的です。
形状は大きく分けて丸型と角型があり開口の形状に合わせて選定します。またサイズも開口に合わせて何種類か用意されています。
(当社では特注サイズも製作可能です)
当社のラインナップ
当社で取り扱っている屋根マンホールをご紹介します。
おわりに
屋根マンホールの機能や特徴・まとめ
![]() 最近はメンテナンス性や耐久性からステンレス素材が主流になっています。 また、樹脂製の蓋で採光機能がついたものもあります。 その他に、開閉のしやすいガスダンパー付きのものは蓋を開ける際の重さを軽減し、閉まる際もゆっくりスムーズに閉まります。 設置の施工性を高めた後付型は、開口部に金具で取り付けるので取付穴位置の調整が可能です。 最近は開口部のサイズが大きいタイプも見られます。 手摺付きのものは昇降時に安全面が考えられておりおススメです。 |